01 / AIデータセンターとエネルギー

Google、フィンランドのAI基盤に少なくとも130億ユーロを投資

Googleは2027~2028年にフィンランドのデジタル基盤へ少なくとも130億ユーロを投資する計画です。同社の欧州における単一投資としては最大で、ハミナ、カヤーニ、ムホス、ヴァーラのデータセンターと関連設備を対象とします。GeminiなどのAIサービスを支え、クリーンエネルギーや送電網の事業も組み合わせるとしています。

計画には、Fortumのロヴィーサ原子力発電所の運転延長を支える22年間の電力購入契約、新たな陸上風力629MW、契約済みの94MWの蓄電システムが含まれます。Googleは、建設段階で全国の3万7,000人超、稼働後は毎年約7,000人の雇用を支えると推計しています。

02 / AI半導体とメモリー

OpenAI、次世代AI半導体を巡りSamsungとの協力を拡大

独自半導体を開発するOpenAIは、Samsung Electronicsと次世代AI半導体で協力していると説明しました。韓国責任者のHarrison Kim氏によると、協力は半導体研究、先端メモリー供給、企業導入に及びます。Samsungは主要な法人顧客でもあり、両社は社員へのChatGPTとCodexの大規模導入を以前に発表しています。

03 / AIコーディングと資金調達

Cognition、評価額480億ドルで20億ドルを調達

AIコーディング企業CognitionはシリーズEで20億ドルを調達し、Devin開発元の評価額は480億ドルとなりました。Reutersによると、前回の260億ドルからほぼ倍増しています。コーディングエージェント分野に資金が集まる中、モデル、基盤、企業向け販売への投資余力が増えました。

04 / 法律AIと資金調達

Harvey、法律AIの拡充へ5億5,000万ドルを調達

法律AI企業Harveyは、Lightspeed Venture PartnersとDiffusionが共同主導するラウンドで5億5,000万ドルを調達しました。評価額は155億ドルです。法律チームが独自の知的基盤を構築・保有することを支援するとしており、初の事後学習済みオープンウェイトモデルと法律エージェント評価基盤Harvey LABの公開に続く発表です。

05 / 個人向けAIエージェント

Meta、サービスを横断して作業する個人エージェントMuseを公開

Metaは米国でiOS、Android、ウェブ向けにMuseの提供を開始しました。メール送信、旅行予約、フォーム入力、購入などを計画して実行します。専用のクラウド仮想マシンで動き、別のSentinelエージェントがインターネットへの操作を審査します。接続先と権限は利用者が選び、送信や購入など重要な操作には確認が必要です。

06 / 生成メディアとライセンス

Suno、音楽ライセンスの提携先とv6モデルを展開

SunoはWarner Music Group、BMG、Believeと協力した音楽モデル群v6を公開しました。Music Business Worldwideなどは、モデル利用に応じたロイヤルティーと、透かしやフィンガープリントの導入を報じています。旧モデルを置き換え、訴訟から権利処理を前提とする商業モデルへの移行を目指します。

07 / ウェブ基盤とセキュリティー

Chrome、安定版を2週間ごとのリリースへ

Chrome 153からデスクトップ、Android、iOSのBeta版と安定版は4週間から2週間周期に移行します。Extended Stableの8週間周期は変わりません。

08 / 企業AIの導入

Accenture、Gemini Enterpriseの導入専門組織を設立

AccentureとGoogle Cloudは専任の事業組織を設立しました。1,000人の現場導入エンジニア体制を構築し、Google Cloudのスキルを持つAccentureの約5万人にGemini Enterprise研修を広げます。

09 / AIサイバーセキュリティー

Microsoft、MDASHスキャナーをAzure Governmentに導入

Microsoftは複数モデルを使うMDASHセキュリティースキャナーをAzure Governmentへ導入し、一部の米政府機関と認可済みパートナーにプレビューを提供します。100以上の専用エージェントが悪用可能な脆弱性を発見・議論・検証します。

10 / 科学のためのAI

DeepMind、90億の一塩基変異を予測する地図を公開

AlphaGenome Atlasは90億の一塩基変異について、分子への影響を事前計算した予測を公開しました。約1ペタバイトの資源に総合的な影響スコアを加え、学術研究向けにポータルとAPIで無料提供します。

11 / AIと実験室

GPT-5.6 Sol、量子チップの定型測定を支援

MITの研究者はCodexを通じてGPT-5.6 Solを6量子ビットの超伝導チップ用実験ソフトへ接続しました。信号が明瞭な場合はパラメーター選択、測定、保存を自律的に行う一方、ノイズの多い場合には指導が必要でした。

12 / クラウドAI基盤

AWS、BedrockでGPT-6 Astraを一般提供

Amazon BedrockはAPIでGPT-6 Astraを提供し、ChatGPT WorkやCodexからBedrock上のモデルを利用する設定にも対応します。AWSは100万トークンのコンテキスト、プロンプトキャッシュ、管理された企業推論を強調しています。

13 / AIコマース

Instacart、対話型の食料品計画アシスタントClementineを紹介

InstacartのClementineは会話を通じて献立やレシピを考え、買い物リストを作成します。好みや食事上の条件を踏まえ、大まかな依頼をカートへと具体化できます。